Vario-Sonnar シリーズはSONYのαシリーズ以外に、京セラのコンタックスシリーズに採用されているレンズ群です。
京セラのコンタックスは、コンタックスRTSから始まり、コンタックスTVS、コンタックスN1と新しいモデルをリリースし、1999年コンタックス645を販売。
Vario-Sonnar T* 45-90mm F4.5はコンタックス645用のレンズになります。
Vario-Sonnar T* 45-90mm F4.5のレンズ構成は10群12枚で、フォーカスはAFとMFになります。
焦点距離が45~90mmのため、望遠ズームレンズに分類されます。
遠くの物を近くに引き寄せるのが得意で、遠くの自然風景を撮るのに向いています。
Carl Zeissレンズの特徴に、T*マルチコーティングというのがあります。
80年前に誕生した技術で、レンズを移動する光が空気に触れるのを防ぎ、像をくっきりと際立たせています。
特に光の量が少ない状況下でもきれいに撮影ができ、Carl Zeissの技術力を世界に知らしめました。
マウントが独特で、コンタックス645にしか対応していません。
しかし、別売りのマウントアダプターNAM-1を使用すれば、コンタックスN1や、コンタックスNXに装着できます。
レンズ単体の重さが1kgを越えていますが、使いこなせばCarl Zeissの高い技術力と相まって、自分の理想通りの写真が生み出せるようになります。