Touit 50mm F2.8は、Carl Zeiss製のレンズです。
2013年にCarl Zeissからリリースされたミラーレスカメラのシリーズ「Touit」に、2014年に加わった新しいレンズとなっています。
SonyのEマウントに適合し、NEXシリーズやαシリーズのミラーレスカメラで使用可能です。
APS-C規格のため、フルサイズのボディに装着する際はクロップが必要となります。
レンズ本体はシンプルで、絞りリングがなく、フォーカスリングのみ。
外観がスマートでスタイリッシュなのも、Eマウント用の大きな特徴です。
Sony純正レンズにはない、50mmの等倍マクロレンズである点も魅力的です。
Carl Zeissならではの高い解像力と美しいボケ味は、2000年代以降の新製品にも受け継がれています。
浅い被写界深度での撮影時は、柔らかな背景のボケ味がフォーカスポイントの被写体を浮き立たせ、立体感や量感のある像を結んでくれるでしょう。
機構にはインナーフォーカス方式が採用され、ピント合わせの際にレンズが伸縮しないことも、マクロ撮影には大きな利点です。
マクロのみならず、風景やポートレートなど、絞り込んだ際の描写も見事です。
Carl Zeissの特製である精巧な構造が緻密な描写表現を可能にし、レンズの用途を広げているといえるでしょう。