
Touit 50mm F2.8は、ドイツのCarl Zeiss社の設計により2014年に発売されたレンズです。
TouitはCarl Zeissのミラーレス用レンズのラインナップで、12mm、32mmが2013年に登場しました。
翌年加わったこの50mmレンズは、FUJIFILMのミラーレスカメラXシリーズに対応したXマウントとなっています。
何といっても、このレンズの魅力は近接撮影ができる点です。
最短焦点距離は15cmと、被写体に限りなく近づき、肉眼では見えない細部まで正確に写し撮ることができます。
FUJIFILM純正レンズではラインナップされていない、等倍マクロレンズである点も大きな魅力です。
高い解像力を誇るCarl Zeissのレンズは、マクロ撮影でも安定のキレの良さを発揮してくれます。
被写体を歪みなく捉え、正確に写し出すことができるのは、精巧なレンズ構造の賜物でしょう。
特殊レンズは光学収差を極限まで低減し、T*コーティングはフレアやゴーストの出現を抑え、より美しい表現を可能にしました。
また、50mmという標準域の画角は、風景やスナップなどの用途に加え、ポートレートの撮影にも適しており幅広いシーンで長く使える銘玉といえるでしょう。