
Touit 12mm F2.8は、2013年に発売されたCarl Zeissのレンズです。
Touitはミラーレス用のシリーズで、SonyのEマウントに対応しています。
APS-C専用レンズとなっており、フルサイズのミラーレス機で使用の際はクロップ機能で使用することができます。
12mmという広い画角に加え、開放値はf2.8と明るく、風景をはじめ夜景・星景写真の撮影にも適しているレンズです。
重量は260gと軽く、携帯性は抜群。
コンパクトなミラーレスカメラとの相性が良く、街中でのスナップ撮影にもおすすめです。
デメリットとしては、オートフォーカスが遅く、駆動音が大きい点が挙げられます。
また、フォーカスリングにはゴム製の幅広グリップが使用されており、汚れが目立ちやすい点も残念ながら不評のようです。
しかし、このレンズが生み出す写真の色乗りの良さは抜群です。
Carl Zeissならではの深く鮮やかな発色を持ち、豊かな表現が可能です。
特に光の条件が厳しい暗所や逆光シーンでは、T*コーティングが能力を発揮してくれます。
フレアやゴーストを低減し、ありのままの色・形で世界を切り取ってくれる銘玉といえるでしょう。