
Tele-Apotessar T* 350mm F4は、中判カメラに対応した645マウントのレンズです。
ドイツのCarl Zeiss社の設計で、2002年に日本の光学機器メーカー京セラの製造で発売されました。
Carl Zeiss独自の精巧な技術により、そのシステム品質と描写力は非常に高いものとなっています。
特にレンズを伸長させることなくピントを合わせることができるインナーフォーカスの機構が特徴です。
マニュアルフォーカスのみならずオートフォーカスにも対応し、最小限の動きでピント合わせを行うことができます。
レンズ自体は重く機敏な取り回しには向きませんが、そのデメリットをカバーするスムーズな撮影機能の搭載を実現しています。
撮影最短距離が約1.9mという点も魅力的です。
350mmという望遠にしては、短い焦点距離でピントを合わせることが可能で、圧縮効果がより強調されることで、迫力のある絵を作り出すことができます。
Carl Zeissならではの緻密でシャープな描写に独特のボケ味が加わり、被写体を浮き立たせる効果を存分に発揮してくれる製品です。