Carl Zeissのレンズ Planar T* 135mm F2 AEGは、1960年代に誕生した当時としては珍しいブラックをベースカラーに採用したMFレンズです。
非常に珍しい5群5枚のレンズ構成で貼り合わせがまったくないので、言葉で言い表すには難しいほど、透明感ある描写が魅力です。
F2で明るく夜景の撮影も行いやすいです。
鏡胴のぎりぎりまでレンズがせり出しているというイメージで、フィルターサイズは72mmとなっています。
フレアカッターはないので撮影時には気を使う必要がありますが、それでも独特の発色が魅力です。
ただ、同系統のレンズと比較して、決してシャープなレンズではありません。
それもあって、ボケ味を表現する際にはピント合わせを慎重に行う必要があります。
1.02kgと重量もあり、両手でしっかり支えて使用しなければなりません。
Contax Y/Cマウントに対応し、特に同年代に誕生したカメラに最適化したレンズです。
もちろん、今の最新カメラにも適切に対応できるのも魅力といえます。
防塵性に優れており、風が強いシーンでも問題なく使用できる点も評価できます。