Carl Zeissのレンズ Planar 35mm F3.5は、1954年にBiogon 35mm F2.8の廉価版として誕生したMFレンズです。
写りの素晴らしさから、廉価版とは一概に言い表せない素晴らしいレンズです。
時代を考慮すればまずまずの状態で、開放値がF3.5とワンランク上のスペックとなっているのが魅力的ですが、更に広角でプラナー構成を採用している点も注目です。
35mmは一見すると中途半端な焦点距離というイメージですが、単焦点ですので重たいコントラストがレンズの発色を補助しています。
レンズ構成は4群5枚構成であり3〜∞フィートと広い範囲をカバーできます。
コンパクトなレンズであり、取り付けても重量を感じない点が魅力的です。
どうしても一眼レンズの場合はレンズ込みでは重量が気になってしまいますが、女性でも扱いやすいサイズ感であるのは嬉しいですね。
昔ながらのレンズらしく、シルバーのボディは高級感と頑丈性をもたらしています。
Contax Cマウントに対応しており、Contaxのシルバーボディのカメラとも相性が良いです。
Carl Zeissのレンズらしい、被写体をハイライトするようにするボケ味をうまく表現できるレンズです。
また、被写体はよりシャープに撮影できるとあって、バランスの取れたレンズとしておすすめです。