
Carl Zeissのレンズ MC Flektogon 20mm F2.8 M42 は、1970年代に東ドイツのCarl Zeiss Jenaで製造されたハイクオリティなMFレンズです。
冷戦時代、東西に分かれてしまったCarl Zeissですが、東ドイツのCarl Zeiss Jenaの有名な広角レンズであり、後に東西が統合された後に広角レンズとしては西側のDistagonのみになったという経緯があります。
超広角なレンズですが、歪曲収差が少ないのが特徴的で、最短撮影距は19cmまで近づけることが可能です。
開放付近でのアウトフォーカス部においては、広角らしからぬボケ味を演出できます。
数段絞ることで、画面隅々まで抜群のシャープネスさを発揮することができ、独特のヌケの良さと透明感のある発色を楽しめます。
フィルター口径67mmで、オートとマニュアルの切り替えが付いているので、操作性も高いのが魅力的です。
ピントリング回転の回転がとてもスムーズで、絞り羽根の動作もしやすくなっています。
とっさのシャッターチャンスにも適切に対応できるのが秀逸です。
レンズマウントはM42。
マウントアダプタを取り付けてSONYやNikonのカメラに設置することで、ハイセンスな写真撮影も可能となります。
全体的に優しく、丸みを帯びた写真を撮影できるレンズとしておすすめです。