Carl Zeissのレンズ Makro-Sonnar T* 100mm F2.8は、AF/MF両方に柔軟に対応できるマクロレンズとして、2002年に京セラから発売されました。
CONTAXのNマウントのレンズで、完全電子制御のAFカメラであるコンタックスNシステム用のレンズです。
8群12枚のレンズ構成、焦点距離は98.3mmと超近接撮影には向いているとは言えませんが、さまざまなシーンで活用しやすいカメラに仕上がっています。
実は、Carl Zeissの中で唯一Makro-Sonnarとネーミングされていることでも有名です。
フローティング機構と異常分散ガラスを採用することで、鮮鋭な描写を手軽に行うことができるのが魅力的です。
これ一本で等倍撮影まで対応できるというのも驚きですね。
AF/MFに対応しているとなると、悪い意味でどっちつかずなレンズになりがちですが、AF作動においては全域と0.45mを境にしたゾーン選択が可能となっているので、AF撮影時の操作性が抜群です。
MFにおいても、ちょうど手に収まるサイズ感ですので女性でも扱いやすいものとなっています。
ピントピークも掴みやすく、意図した操作を行いやすい工夫をされています。