
Carl Zeissのレンズ Makro-Planar T* 60mm F2.8 AEJは、中望遠レンズでありながら最短41cmまで寄れるマクロレンズであり、更に1:1の撮影が可能なMFレンズとして2002年に誕生しました。
レンズタイプとしては単焦点レンズで、手ブレ補正などが無いので多少は操作に慣れが必要です。
F値 (広角側)はf/2.8、焦点距離 (望遠側)は60 mm、F値 (望遠側)は2.8、焦点距離 (広角側)は60 mmです。
フィルター径は67mmとなっているので、幅広い撮影が可能です。
結像部の解像感が抜群であり、全域にわたって繊細な微粒子感を楽しめます。
コントラストが高く、一方で溶けるようなボケも表現できます。
絞り開放からシャープな画像を表現できるのも素晴らしい点です。
フード無しの斜光撮影をしても、目立ったコントラスト低下が見られません。
ContaxのY/Cマウントを採用しているので、使えるカメラが限定されるのが難点ですが、CONTAX Ariaに取り付けられるのは秀逸です。
重量は570gとそれなりに軽めで、カメラに取り付けても重さを感じにくいものとなっています。
コンパクトなサイズでありながら操作性も高く、狙ったMFも行いやすいのが強みで、コストパフォーマンスの高い愛着の持てるレンズです。