
2014年に発売されたLoxia 50mm F2は、カール・ツァイスの誇るMF専用の標準単焦点レンズです。
このLoxiaシリーズはソニーのフルサイズミラーレス専用に設計されており、ソニーのα7やα9といったフルサイズミラーレス一眼で使用できます。
レンズ構成は4群6枚でプラナータイプの象徴でもあるダブルガウス構成で、極限まで収差を抑えた描写を行えることが特徴です。
最短撮影距離は0.45mで、このレンズの優れた光学性能によって近距離での撮影でもクリアで繊細な描写が可能です。
そしてカール・ツァイスのレンズならではのシャープさを備えながら、硬過ぎず発色のよい表現力もこのレンズの魅力です。
本体は金属製でしっかりとした質感と高い耐久性を持ちながら軽量・コンパクトに仕上げられているため、αシリーズのコンパクトなカメラとともに持ち出しやすい仕様です。
50mmという焦点距離がもたらす高い汎用性と優れた描写力を備えたLoxia 50mm F2は、20世紀を代表する写真家のアンリ・カルティエ=ブレッソン氏も愛用していたことで知られているレンズです。
そして、ほかの多くの写真家からも高い評価を得ており、今なお高い人気を得ている銘玉中の銘玉といえるレンズです。