
カール・ツァイスによって2011年に発売されたDistagon T* 35mm F1.4 ZF.2はニコンFマウント用の超高性能ハイスピード広角レンズです。
ニコンのフルサイズ一眼レフやAPS-Cサイズの一眼レフで使用できるほか、マウントアダプターによって、ニコンのフルサイズミラーレス一眼のZシリーズでも使えます。
フォーカスはMFですがピントリングの操作性は素晴らしく、素早く正確なフォーカシングが可能です。
また、レンズ内部にCPUが内蔵されているためすべての露出モードが使用できます。
そして、描写はカール・ツァイスのレンズらしく開放から素晴らしくシャープな写りで、広角レンズとは思えない描写力を誇ります。
また、フィルター径72mmの大口径と、単焦点で開放F値1.4という明るさから生み出される滑らかなボケもこのレンズの魅力の一つです。
高コントラストと豊かな色表現による質感のある描写は、多くの広角レンズの中でも群を抜く素晴らしさです。
単焦点広角レンズの完成形ともいうべきDistagon T* 35mm F1.4 ZF.2は、カール・ツァイスの誇る数多くの素晴らしいディスタゴンタイプのレンズの中でも銘玉と呼ぶにふさわしいレンズです。