1982年に発売されたDistagon T* 28mm F2 HFTは、超広角レンズでありながら風景写真だけでなく、建設撮影や室内の撮影にも向いているレンズです。
対応メーカーはRolleiで、マウントはRolleiQBMになります。
レンズ構成は8群9枚、羽根絞りは6枚で美しいボケ味が描写できるだけでなく、シャープさのある描写が可能です。
最短撮影距離は0.24mと近接でも遠景の撮影もでき、MFレンズらしくフォーカスリングの感触も良く、遠景での繊細な描写も得意としています。
レンズ本体の重さは530gと重さはあるものの、金属鏡胴で作られているのでシーンを選ばずに撮影が可能です。
Distagon T* 28mm F2 HFTの「HFT」は、High-Fidelity-Transfer の略で高精密蒸着多層コーティングと呼ばれるRollei独自のコーティングのことで、HFTが施され描写力が従来より格段にアップしました。
さらに、Carl Zeissレンズらしいコントラストの高さと色ノリの良さで、独特の立体感を醸し出します。
発色も良く、色鮮やかな仕上がりに近影、遠景どちらの撮影も印象的に写し撮影する楽しさを教えてくれるレンズです。
Distagon T* 28mm F2 HFTは、すでに生産は終了し中古市場でも出回る機会は多くありません。
そのため、中古市場では希少性の高いレンズです。
Carl Zeissレンズのファンのみならずオールドレンズファンにとっても欲しくなる1本でしょう。