“Distagon T* 21mm F2.8 ZF.2は、CPU内蔵NikonAi−S互換レンズとして2010年4月に発売されました。
レンズ情報をカメラ側に伝えるCPUを内蔵したことで、Aiカプラーがないカメラでも各露出モードに対応可能です。
NikonのFマウントで、レンズ構成は13群16枚です。
Tコーティングが施されているため、ヌケ感のある画質の高い撮影ができ、線が細く繊細な描写を写し出します。
開放すると周辺光量落ちはあるものの、解像度は抜群で撮影する度に驚かされるでしょう。
MFのフォーカスリングはなめらかで、シャープな仕上がりになります。
レンズにはマイクロコントラストと呼ばれる、ピントの合った被写体を浮かび上がらせるような仕上がりになるのが特徴です。
それだけでなく、Carl Zeissのレンズの特徴でもあるコントラストは高さがあり、色調がはっきりと写し出されます。
また、朝焼けや夕日などのデジタルでは難しいグラデーションも色飛びすることなくキレイに色合いを表現します。
Distagon T* 21mm F2.8 ZF.2は、カメラマニアからの人気も高く中古市場でも高値で取り引きされているレンズです。
撮影してみることで、その色鮮やかさに驚かされるだけでなく撮影する楽しみを増やしてくれるDistagon T* 21mm F2.8 ZF.2は、レンズ沼の人だけでなく、初心者の人も手に入れたくなる1本でしょう。