2007年に発売されたDistagon 18mm F4 ZMは、ブラックとシルバーの2色用意された単焦点レンズです。
対応メーカーはLeicaで、マウントはMマウントです。
レンズ構成は、8群10枚で10枚の羽根絞りによって、美しく繊細なボケ味を演出します。
対角線画角98度のダイナミック画角が特徴的で、それでいて自然なパースペクティブを出せるのは、Carl Zeissのレンズならではといえるでしょう。
周辺光量は画角から考えると豊富にあり、歪曲はほとんどありません。
Distagon 18mm F4 ZMは、色ノリが良いだけでなく鮮明で色鮮やかさを出すのも得意なため、風景撮影や躍動感のあるスナップ写真に向いています。
また、ヌケ感のある画像をつくるフレアコントロール機能があるので撮影する楽しさを再発見できることでしょう。
350gと重さはあるものの、その描写力の高さに重さは気にならなくなります。
自分のタイミングでシャッターを切れるMFならではの楽しさやインパクトのある写真を撮影できるのは、Distagon 18mm F4 ZMだからといえます。
超広角レンズということから、中古市場での取り引きは少ない印象です。
しかし、超広角レンズの購入をためらっていた人も、Distagon 18mm F4 ZMを体験してみることで今までのレンズとは違う体験ができることでしょう。
新しい撮影にチャレンジしてみたいと迷っている人に、おすすめしたいレンズです。