Leica M-A Typ127 ブラック・クロームは、Leica M-Systemの誕生60週年を記念したモデルです。
2014年に発売し、機械式フィルムカメラでありながら露出計を搭載しておらず、そのシンプルなつくりから原点回帰とも呼べるカメラです。
シャッターも機械式なのでバッテリーはなく、シャッタースピードと絞り値は本体とレンズで設定が可能なことから、撮影することだけに集中できるカメラです。
カラーはブラック・クロームとシルバー・クロームの2色展開で、LeicaMPをベースにしたモデルでもあります。
巻き戻しはクランク式ではなく、M3やM2同様ノブ式を採用しています。
クランク式と比べればノブ式は巻き戻すのに時間がかかるものの、初期のM3やM2を彷彿とさせ、愛好家たちに再び好まれています。
シャッターダイアルに刻まれた溝は、アクセサリーを装着することが可能です。
驚くことに、30年前に発売したLeicaメーターMやMCも装着することができます。
昔に発売したLeicaも現役で使えますが、昔の良さを残したままのLeica M-A Typ127 も大変人気の高い機種となっています。
長い伝統を誇るLeica社の、100周年となる節目に登場した『Leica M-A Typ127 シルバー・クローム』は、デジタル化された世界に衝撃を与えたモデルです。
完全機械式を採用したフィルムカメラであり、露出計すら搭載していないこのモデルは、絞りとシャッタースピードを思いのままに操りたいカメラ愛好家のための一台であるとも言えます。
加えて、職人の手作業によって丁寧に加工された金属製のボディは非常にタフであり、どんな荒々しい撮影シーンでも撮りこなせる高い信頼性を誇っています。
言いかえれば、どこにでも連れていきたい相棒となるカメラが、Leica M-A Typ127 シルバー・クロームであるのです。
また、ブラックとシルバーの2色展開をしているLeica M-Systemの中でも、Leica M-A Typ127 シルバー・クロームはLeicaMシステムの伝統的なクラシカルスタイルを保っています。
さらに、トップカバーに筆記体で刻まれた「Leica 」のクラシックロゴと、Leica本社の移転により再び登場した「WETZLAR」の刻印は、Leicaファンが待ち望んだ仕上がりです。
真の機械式レンジファインダーから見える世界は、どこか懐かしく忘れていた何かを思い出させてくれるでしょう。
Leica M-A Typ127 シルバー・クロームは、まさに長年のLeicaファンのためのカメラでもあり、いつまでも愛され続けるモデルですので買取でも高く評価されています。