世界最高峰のフィルム二眼レフといえばローライフレックスですが、その最高峰のカメラに勝るとも劣らない国産のフィルム二眼レフが存在します。
それが、当時日本を代表するカメラメーカーであったMINOLTA(現コニカミノルタ)が発表した、ミノルタオートコードです。
1950年代の二眼レフカメラ全盛期はもちろん、ほかのカメラメーカーが二眼レフから相次いで撤退した1970年代に掛けても製造が続けられた、名実ともに国産二眼レフカメラで唯一無二の存在です。
最大の特徴が、圧倒的な描写力。
ミノルタオートコードに搭載されているミノルタ製のレンズ「ロッコールレンズ」は解像力が高く人物の肌をきめ細やかに撮影できることから、ポートレート撮影にも適した国産レンズでも最高レベルに位置するレンズです。
操作性も非常によく設計されており、直感的な操作が可能な点もこのカメラの上質さを高めています。
現在では製造されていませんが当時人気だったことに加えて製造期間が長かったことで市場に多くの個体が出回り、現在の中古市場でも多く流通し高い人気を誇っています。