ミノルタの銀塩一眼レフの中でも異彩を放つMINOLTA α-9Tiは、1998時に発表されたMINOLTA α-9がカメラグランプリ大賞を獲得した記念として、翌年の1999年に1000台限定という非常に少ない台数のみが市場に出回った大変希少なカメラです。
その最大の特徴が、製品名に「Ti」の名を冠する通りボディ全体がチタンで作られていることです。
チタンを使用することで、耐久性はもちろんステンレスボディを採用していた通常モデルのα9から約100gという大幅な軽量化を実現しています。
機能面ではα9とほぼ同じで、ミノルタのフラッグシップモデルとしての高い性能を備えています。
また、一眼レフで最高のファインダーと称されたα9のファインダーも引き継いでおり、外観、機能性ともに、ミノルタの一眼レフの頂点に立つ唯一無二の存在です。
その鈍く光り輝く銀色のボディは神々しささえ感じられるほど。
ミノルタの一眼レフで正真正銘、最後のフラッグシップモデルとなったMINOLTA α-9Tiは、その希少さから非常に人気に高くコレクターなら一度は手に入れたいマニア垂涎のカメラです。
現在でもその人気は衰えることはなく、中古市場においても非常高い値段で取り引きされています。