2000年に発表されたMINOLTA α-7は、フラッグシップモデルであったMINOLTA α-9の機能を受け継ぎ、更に改良を行ったミドルレンジクラスの銀塩一眼レフです。
α-9譲りの高い性能と、新たに実現した数々の機能により高い評価を受け国内外であらゆる賞を獲得したミノルタ最後の渾身のカメラです。
中級機でα-9の弟分ともいえるカメラですが、その性能や操作性などはα-9を上回っている部分も数多く存在します。
そのひとつが、α-9で「最高のファインダー」と称されたスーパースフェリカルアキュートマットのファインダーを搭載した点。
また、操作系もα-9のダイアル式を踏襲しつつ、改良を加え更に使いやすくなっているにもかかわらず大幅な小型・軽量化を実現しています。
本体重量は、500g台とα-9の約半分という圧倒的な軽さを誇ります。
そしてもうひとつ、このα-7ではカメラ背面に大型の液晶モニターが搭載された点も大きなポイントです。
現代のデジタルカメラのようにカラー液晶ではありませんが、シャッタースピードや絞りなど、さまざまな情報が見やすく表示されていました。
ミノルタ最後の一眼レフとなったMINOLTA α-7はその完成度の高さから今でも多くのファンが存在する名機と呼べるカメラです。