Exakta 66は、1930年代にドイツのihagee社から発売された一眼レフフィルムカメラです。
戦前と戦後にタイプが分かれており、フォルムも大きく異なります。
戦前のタイプは一眼レフカメラでよく見かける横長の形をしていますが、戦後は縦長でフィルムバックを交換できる仕様となりました。
どちらも製造台数が少ないため、中古カメラ市場ではあまり見かけない希少価値の高いカメラになります。
全て金属でできているため重みはありますが、頑丈で耐久性があり、フロントの銀盤に刻まれた「EXAKTA」がかっこいいデザインです。
レンズは名門カール・ツァイスのテッサーを標準装備し、ビビットな色彩と細かいディテールを崩さない描写力はとても魅力的。
シャッタースピードはバルブから最速1/1000秒をカバーし、セルフタイマーもついています。
戦後型のユニークなポイントはミラーが上下二つに分かれており、シャッターを切ると上のミラーはファインダーを遮光し、下のミラーは収納されるという造り。
ウエストレベルファインダーはコンデンサーレンズが大型であるため、非常に明るくクリアで見えやすい特長があります。
銘玉をたずさえた希少価値の高いドイツの一眼レフカメラは、クラシックカメラ好きにはたまらない一台です。