1975年に発売されたHorseman VHは、ファインダーが大型化された特徴を持つテクニカルカメラです。
VHの名称は、Vはバーティカル(垂直)とHはホリゾンタル(水平)という意味でつけられました。
ちなみに、Horseman VHのサイズは「6×9」です。
ワンタッチレボルビングバックが装備されたことで、カメラの切り替えが簡単に行えるようになりました。
また、レボルビングに合わせて、ファインダーフレームの位置も変更できる仕様です。
Horseman VHのレボルビングバックは、オイルレス式になったことで耐寒性がより向上しました。
4×4cmのレンズボードは、U字型のレンズ規格に合わせているため簡単に取り付けられるよう設計されています。
それだけでなく、歪みや反射を防ぐため強化もされています。
使用しているピントグラスのフード部分は、金属ではなく左右に布を使用しているのが特徴です。
カメラ本体はコンパクトに折りたためば、小さくなるものの重さがあるので持ち歩きには不向きです。
もし、屋外で使用するのであれば三脚を使って撮影しましょう。
Horseman VHは、写真を撮影しても、飾っておいても楽しめるのが魅力的です。
大判カメラファンやクラカメファンにとっては、1度は手にしてみたいカメラであることから、Horsemanは中古市場でもニーズが高いでしょう。