TOPCON HORSEMAN LX は、1989年頃から1991年頃まで発売された4×5インチ判のビューカメラのシリーズです。
画軸支点の基本設計に多く機能を盛り込んで、理想形を追求したカメラとして知られています。
ビューカメラの理想の極限まで追求した、HORSEMAN Lシリーズの上級モデルという位置づけで開発された製品で、革新的な技術を数多く取り入れています。
特に、当時話題となっていたヨーフリー・ベースチルトとメインフレーム・ドライブ機構を取り入れているのが特徴です。
被写界深度スケールを取り入れている点も注目で、Lシリーズの中でも最も見どころが多いカメラとして重宝されてきました。
機能性、安全性、品質の各要素で、高いレベルを確保しています。
革新的な技術を取り入れた場合、どうしても信頼性で見劣りする傾向がありますが、このカメラではしっかり両立を果たしている点には驚かされます。
フロント部では、センターチルト360度、ヨーフリー・ベースチルトにおいては前後各40度を確保していますが、蛇腹に左右されるのでその点には注意が必要です。
スイングは360度、シフトも左右各30mmと十分な性能を備えています。精密な設計で、細かな動きにも柔軟に対応できる点が評価できるカメラです。