TOPCON HORSEMAN ER-1は、駒村商会から発売されていたテクニカルカメラの最終モデルとして、1987年に登場しました。
基本構成として、自由度の高さが評価されていたVH-Rの内蔵ファインダーを廃止して、外付けズームファインダーを装着可能にしているのが特徴です。
あえて評価の高い技術を廃止して、機能を向上させた点は驚きです。
グリップに電池を内蔵し本体内部でフレキシブル配線を施して、レンズボード、フィルムバックを結んでいます。
これにより、外部コードを這わすことなくグリップのボタンによってレンズボードのソレノイドを駆動させることができます。
さらに、シャッターチャージ、巻き上げ、ダークスライドの設定ミスが発生するとレリーズを禁止して、グリップ後部のインジケーターランプで知らせてくれる機能を施しています。
ERグリップを取り付けて、その中に電池を収納していますが、手持ち撮影を行うときにちょうどよいグリップを確保できます。
ERズームファインダーがあり、汎用シューに接続するアダプタを装備しています。
本体に連動させることで、パララックス補正して容易にピント調整ができる点等、実用性も十二分に確保している点が魅力のカメラです。