1963年に発売されたHorseman 970は、サイズは6×9判で距離系連動式です。
元々は3カ所しかなかったレンズの無限遠ストッパーが、5カ所に増えたことでレンズの選択肢が広がりました。
カム式の連動距離計が、Horseman 970から取り付けられています。
ベッド部を折りたためば本体がコンパクトに収納が可能となるため、外部からの衝撃にも強いのが特徴です。
しかし、重さが2kgと重く持ち運びには多少苦労することもあります。
Horseman 970は機動性が高く、アオリ機能での撮影を行えば建造物などの被写体にゆがみが現れることはありません。
一眼レフカメラでは撮影ができない描写を実現できるのがアオリ機能です。
今までとはまた違った撮影を楽しめるので、写真撮影がますます面白くなるでしょう。
使用しているピントグラスのフード部分は、金属ではなく左右に布を使用しているので、フード部分が壊れてしまうということも少ないでしょう。
専用レンズパネル差込緊定式で、メーカーのレンズボードをとりつければ、どのレンズでも使用可能できます。
Horseman 970は初心者であっても操作は難しくなく、すぐに操作が可能です。
大判カメラを試したことがない人は、自分の思い通りに撮影ができる楽しさに魅了されることでしょう。
Horsemanは、初心者やクラカメファンも魅了する手元に置いておきたくなる1台です。