1998月分年に発売されたHASSELBLAD XPanは、HASSELBLAD社と富士フイルムが共同で開発したカメラ界に衝撃を与えたカメラです。
その理由は、35mmのフォーマットだけでなくフルパノラマのフォーマットにも変更が可能になったことです。
デュアルフォーマットになったことで、カメラ撮影での幅が大きく広がりました。
国内では「TX-1」と呼ばれ、海外では「XPan」と呼ばれています。
AE機構を備えたレンズ交換式のレンジファインダーカメラです。
HASSELBLAD XPanは、1998〜2002年の4年間で約16,800台製造されました。
ボディ本体の重さは、980gと持ち運びしやすいので、スナップ撮影や風景写真などいつでも、どこでも撮影が可能です。
また、カメラに内蔵されたモータードライブにより、静音性が高くなりました。
シャッター音が静かになったことで撮影時は被写体を驚かせることなく、自然な表情での撮影ができます。
標準レンズは、30mm(8郡10枚)、45mm(6郡8枚)、90mm(7郡9枚)と3つの交換が可能で、撮影シーンを選ばず自分の思い通りの撮影を可能にします。
ボディ正面右側には「HASSELBLAD」と刻印されています。
HASSELBLAD XPanは、製造台数が少ないことから中古市場では高値で取り引きされています。
気軽に撮影できるという魅力だけではなく、HASSELBLADと富士フイルムが共同開発したカメラはクラカメファンのみならず、カメラ好きには堪らない1台でしょう。