Hasselbladは、スウェーデンのカメラメーカーで、今でもなお愛されている数々のカメラを生み出しています。
その中でもHasselblad 903SWC はSWCシリーズの超広角レンズを搭載した中判一眼レフカメラとして人気の一台です。
超広角レンズで撮影するための専用のボディで、レンズを主役とした特異なカメラと言えます。
このシリーズは、対称型レンズのビオゴン38mmF4.5が固定されています。
対称型レンズの最大の特徴は、レンズの歪みを最小限に抑えることであり、平面を隅々まで臨場感のある美しい画像で切り撮ることができます。
このレンズを採用した903SWCは、1988年発売されました。
今までボディに組み込まれていた水準器をファインダー内に移動し、ファインダーのブラスチック化が行われました。
ファインダーの落下を防ぐロック機能も新たに搭載し、ストラップの金具取り付け位置を変更する等細かな改良が以前よりも、さらなる使いやすさにつながっています。
また、Hasselbladならではの無駄のないシンプルでシャープなデザインも愛され続ける理由のひとつと言えるでしょう。
今、この瞬間に見た画像を歪みのない美しく鮮やかな平面として残すには、レンズにこだわりを持った903SWCは最適なカメラです。
Hasselbladの良さを堪能しながら、ビオゴンの超広角レンズを楽しんでみてはいかがでしょうか?