1999年6月に発売されたHasselblad 555ELDは500ELシリーズの6×6cm判一眼レフカメラです。
1996年に発売された503CWとほぼ同じ構造であるモータードライブ内蔵のモデルです。
555ELDには、ボディの背面にデータバス接点があり、デジタルバックを装着できます。
フィルムマガジンを取り外し、様々なメーカーのデジタルカメラのセンサーを装着することができるのです。
また、555ELDはHasselbladの電動リーフシャッターカメラの長年に亘る高い信頼性を受け継いでいます。
写真撮影に理想的なスタジオカメラであることに加え、デジタル画像処理を要求される場面などで555ELDに最先端の機能を追加することができます。
シャッター速度は1〜1/500 秒のレンズシャッター式で1.3 コマ/秒の連続撮影も可能です。
シャッターボタンは、レリーズケーブルはもちろん、専用アクセサリーのリモコンでも可能です。
ミラーの指示機構は宇宙仕様と同等の耐久性も保持しています。
今までの機材を活かしてデジタル写真を撮るという願いを叶えてくれるHasselbladは、クラシカルなデザインで古き良き時代のカメラの造形に魅了された多くのファンのニーズに応えています。
年式も比較的浅い機種なので中古でも状態のいいものが多く人気の高い一台です。