Hasselblad 500C/Mは、中判カメラの中でも最高峰に位置する名機です。
独特の操作で扱いが小難しい印象もありますが、物理的に正しい操作が行える様な設計で信頼できる機体です。
500C/Mは、ハッセルブラッドのベストセラーとなった機種で1970年に発売されて以来50年近く製造されたロングセラー商品になりました。
Hasselblad 500C/Mは本体を中心に、レンズはもちろん、ファインダー、フィルムバック等もすべて交換式となっており用途に合わせてカスタムが可能です。
広範囲をカバーするシステムカメラで、スタジオ撮影からフィールド撮影まで幅広く活躍できる機種です。
ピント合わせの際には、より正確に合焦せせる為の跳ね上げ式の拡大ルーペも搭載されています。
従来機からのミラーアップ機構も踏襲し、振動を軽減しスローシャッター時でもブレなく切り撮れます。
また、レンズシャッター式にすることでストロボとの同調速度を1/500秒までに向上させプロのスタジオカメラマンのニーズを意のままにしています。
500C/Mは1962年のアポロ宇宙船とともに月に行ったスウェーデン製の歴史あるカメラで、1975年までの14年間に60台が宇宙船に持ち込まれ、それまでの間ずっと人類の月面着陸の記録を残し続けた歴史のある名機です。
汎用性に優れた500C/Mは中古機でも中判カメラの入門者からプロまで需要の高い人気機種です。