Hasselblad 205FCCは1995年に発売された中判カメラです。
205TCCをブラッシュアップし、より完成度の高いモデルになっています。
このカメラの特徴としては、オートブラケット機能やクイックリターンミラー機能、マニュアルでの露出設定など高度な露出制御が出来るカメラであるということです。
ブラケティングを行うには絞り優先AEでシャッターボタンを半押しするか、セレクターダイヤル中央の赤い測光ボタンを押すと測光値がロックされます。
そして、ワインダーと連動させてシャッターボタンを長押しすると自動で段階露出されます。
分かっていないと難しい操作のように感じますが間違った操作が行われないように配慮したHasselbladならではの操作方法です。
また、4つの絞り優先測光に合わせてファインダーにも選択したモードが表示され、ファインダーから目を離すことなく確認できます。
またこのカメラはポートレート撮影にも適したカメラで、広角レンズから望遠レンズまで、様々なレンズを使い分けて撮影できます。
レフ板を使ったり撮影する角度を変えたりと多少難易度が高い撮影でも205FCCはあまり気にすることなく撮影が出来ます。
オートブラケッティング機能を搭載した完全な露出制御を持つハッセルブラッド最上級機種として中古市場でも大変評価の高いカメラです。