1998年に発売されたHasselblad 202FAは中判カメラ200系シリーズの最後のモデルにあたります。
ハッセルブラッドの200系は205FCCが最高級機とされ、202FAは中間機的な位置づけの機種です。
ボディ側面とフォーカシングフードには2本の青いラインが特長として描かれたHasselbladらしいデザインです。
202FAはフォーカルプレーンシャッター機で、シャッター速度は上限34分~1000分の1秒の電子シャッターを採用しています。
オートの場合では90秒~1000分の1秒です。ワインダーFと組み合わせて連続撮影も可能です。
TTL中央部部分測光のスポットメーターを内蔵し、205FCCで搭載されていたオートブラケッティングモードを省略した4種類のモードを切り替えることができます。
また、ストロボも自動調光が可能です。
フォーカルプレーンシャッター機である為FEレンズ用の設計となっており、レンズシャッターレンズであるC・CF・CBレンズが使用できません。
ですが、 フォーカルプレーンシャッターを使用すれば CF・CFi・CFEレンズも使用できるともされています。
最高級機である205FCCと比較すると使用に制限される点がありますが、絞り優先AEが可能な機種としては手に入れやすい価格で取引される人気の機種です。