1981年頃に発売されたHasselbladの2000FC/Mは2000シリーズの中判カメラです。
この2000シリーズは、1600Fから続きHasselbladにおいての正当継承フォーカルプレーンシャッター機で、2000FCを更に改良したモデルです。
ボディにフォーカルプレーンシャッターが内蔵しており、レンズシャッターが無いFE系レンズ、レンズシャッターの付いたCF系レンズが共に使用でき、明るい大口径レンズが使用できる点は大きな魅力です。
ミラーアップにスイング構造を加えたことにより、ミラーの大型化を可能にしたためミラー切れがありません。
また、2000FCと2000FC/Mにはミラー作動選択ダイヤルがついており、クイックリターン・フィルム巻き上げ後リターン・ミラーアップの3種の切り替えが可能です。
ストロボ同調は1/90の速さを誇り、1/2000秒の高速シャッターを搭載しています。
中判一眼レフの中でもレリーズの際のタイムラグが非常に短く、35mmの一眼レフと比較しても引けを取らない性能を持っています。
Hasselbladでは定番の500シリーズより比較的、価格が高価ですが素晴らしいその魅力を発揮してくれることでしょう。