
1994年に発売したHasselblad 503CXiは、中判サイズで未だに人気の衰えることのないカメラです。
503CXの後継機で、マイナーチェンジをしたことでさらに使いやすくなりました。
503CXから大きく変わった点は2つあります。
1つ目は、ワインダー部分にモーターワインダーを取り付けられるようになったことです。
2つ目は、シャッターボタンの変更です。
以前まではシャッターを押すたびに手が痛くなることがありましたが、やわらかいタッチが特徴のソフトレリーズボタンに変更になったことで、シャッターストロークが深く手に馴染むようになりました。
また、三脚を取り付ける底面の部分がゴムになったことで安定性が以前よりも増すようになりました。
フィルムマガジンを取り付けたあとでスライダーを外せば、簡単に外れないようスライダーが安全装置の役割をしています。
ボディ本体は約610gと決して軽いわけではありませんが、1枚1枚を丁寧に撮影したい人にとってはおすすめのカメラです。
2013年に製造が終了してもなお、中古市場で人気の高いHasselblad 503CXiは、Hasselbladファンやクラシックカメラファンにとって手元に置いておきたくなる1台でしょう。