GRAFLEX KE-4はGRAFLEX社から1950年代に発売された6×7の中判レンジファインダーフィルムカメラです。
一眼レフではないためボディは平たくコンパクトであり、持ち運びしやすい一台です。
オリーブ色のボディにライフル銃の取っ手を彷彿とさせるグリップデザインのコンバットカメラ。
軍艦部にはフレーミングするためのスコープが目を引き、ユニークなつくりとなっています。
見た目の通り軍用カメラとして使用され、軍の撮影部隊などが使用していました。
コンタックスを巨大化したようなカメラであるため、通称「ガリバーコンタックス」とも呼ばれています。
中古カメラ市場において希少価値が高く、珍品として人気があるカメラです。
レンズはコダックのエクター102mmから225mmのラインナップをそろえ、遠くから戦場を写すために中望遠~望遠クラスの焦点距離となっています。
大きめのフラッシュガンも装備でき、とにかくどこでも写真が撮れる実用性を重視したカメラ。
他にも数多くのアクセサリーが存在し、それらを入れる専用のケースまでそろえたKE-4は中古カメラ市場でも高く買い取りされる傾向があります。
アメリカのカメラメーカーが作るコンバットカメラは、特にコレクターに対し大変人気のある商品です。