GRAFLEX R.B. Series D 4×5はアメリカの有名なカメラメーカーであるGRAFLEX社が発売した、4×5の大判一眼レフフィルムカメラです。
ボックスタイプの大判カメラであり、ボディ右のダイヤルで蛇腹レンズを繰り出すことが可能。
一見普通の箱に見えますが、レンズを引き出してファインダーを立てれば立派な暗箱になります。
シャッターを切るとミラーが降りたままになるため撮影するたびにミラーを上げなければなりませんが、巻きネジで複数回分のシャッターチャージができるため、ミラーアップの後すぐにシャッターが切れるといった連写性能のある仕様になっています。
フィルムバックは回転できるため、フレームは縦横自在に撮影可能。
ウエストレベルのファインダーは大きな紙袋のようになっており、ピントグラスまで十分な距離があるため、外の光をしっかりと遮光して見えやすくなっています。
レンズはコダック社のエクターを採用していますが、大型カメラの高い性能を引き出す描写力は圧巻です。
ピントをあてた被写体は細部にいたる線までキレイに描写し、背景には美しいボケを生み出します。
有名なアメリカのカメラメーカーがつくる大判カメラは、プロだけでなくカメラファンやコレクターにとっても価値の高い商品になります。