GRAFLEXは、アメリカで1881年に誕生したカメラメーカーです。
主に報道向けの大型カメラを手がけており、そのシェアの高さは圧倒的なものがありました。
グラフレックスシリーズが大判カメラとして有名で、1901年に初代モデルが誕生しています。
特徴は、フォーカルプレーンシャッターです。
固定マルチスリット式フォーカルプレーンシャッターとなっていて、通称ふんどしと呼ばれる長めの幕に大小5つのスリットが固定して開いています。
必要に応じてスリットを選んで使用することで、構造的に乱れたり故障するリスクを軽減しています。
過剰に操作すると故障することはありますが、修理を容易に行える点も魅力です。
スピードグラフィック45が特に有名なモデルで、米陸軍仕様でデザインされているので、圧倒的な頑丈性を確保しています。
フィルムが12枚しか装着できずに、1枚撮る度に感光防止シートを引き抜く必要がありましたが、それも今となっては味わい深さを感じさせます。
報道用では、持ち運びも重視したものを作り上げなければなりませんでしたが、その点でも米陸軍仕様を採用していることで見事にクリアしています。
頑丈で使いやすさを考えた大判カメラの魅力は衰えないものです。
番号 | 日本名 |
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1 | R.B. Super D 4×5 |
2 | R.B. Series D 4×5 |
3 | R.B. Series B 5×7 |
GRAFLEX 買取実績