FUJI GSW680III Professionalは1992年11月に発売された中判フィルムカメラです。
GSWシリーズの最終モデルとして同年3月に発売していたGW680IIIの広角レンズを装備し発表されました。
その搭載レンズは EBC FUJINON 65mm f/6.5。
画角76度の超広角レンズとして非常に評価が高く、風景やポートレートなど汎用的な撮影領域を実現しています。
大きな画角にも耐えうる解像度の高さはこのカメラ一番の魅力です。
レンズ先端についているフードを伸ばすと、シャッタースピードやF値を操作する窓があり、回しながらシャッタースピードや絞りを調整することができます。
シャッタースピードは1~1/500で調整でき、広角で安定した撮影を行う中判カメラでは十分な速度を持っています。
ボディは難しい表示がなく指標の判断が簡単な点で入門者にも扱いやすいカメラです。
ファインダーも明るく見えも良く、広角撮影の際の傾きを防ぐ水準器も搭載し、集合写真や景色等に活躍します。
写りは絞り開放で被写体の細部にわたるまで鮮やかに撮影ができ、特に光の表現がリアルな質感で描写できます。
32mmカメラと比較すると少々大きな筐体ですが、フォーマットサイズからすると非常にコンパクトで許容できる重さ。
操作が簡単で、追求された機動性でプロから入門者まで評価の高い人気のカメラです。