Deardorffは、アメリカのイリノイで創業したカメラメーカーです。
創業者であるラバーン・F・ディアドルフ氏がロチェスター・カメラ・カンパニーでカメラのデザインをしていたことが縁となって、その後シカゴに移りカメラの修理店を開業。
1923年には、ハンドメイドで木製暗箱型カメラの製造をスタートさせると、あまりのクオリティの高さに、瞬く間に評判を呼ぶことになります。
1988年には一旦シカゴでの生産を終了しますが、多方面からの支援を受ける形で、1992年にテネシーに移動して生産を再開。
ただ、それも長くは続かず、1996年に再び製造中止の憂き目にあってしまいます。
しかしその人気は根強く、2011年に再三の復活を遂げ、生産数こそ限られてたものの再びその魅力的なカメラが生産されました。
Deardorffの木製大判カメラの最大の魅力は、抜群の頑丈性を持ちながら、精巧かつ優美なデザインを両立している点です。
単なるカメラファンだけでなく、プロカメラマンからも熱い視線が届いており、コレクターアイテムとしても高い人気を誇ります。
そのため、なかなか市場に出回る台数が少なく、マニア延髄のカメラの1つに数えられることもしばしば。
蛇腹の折り方もDeardorffオリジナルのものであり、折りたたみ方を誤るとフロントスタンダード支柱に接触して、蛇腹を破損させるなどの癖がありますが、それも愛着が湧く要素となりクラッシックカメラファンに愛されています。
番号 | 日本名 |
---|---|
1 | 8×10 |
2 | 4×5 |
3 | 5×7 |