Contax G1は、京セラから1994年に発売されたレンジファインダーカメラです。
Tシリーズ同様、チタンボディを採用することで高級路線を堅持したモデルとなっています。
チタンボディは冷たい感触が独特ですが、ずっしりと適度な重みがあり高級なカメラという印象を後押ししてくれます。
Contax G1は無駄のないボディデザインで凹凸の少ないカメラだが、手に持ったときの収まりの良さが抜群です。
G1の白いボディにも定評があり、当時G1を皮切りに白いボディのカメラが多く発売され一つの流行ともなりました。
一番の特長はレンズ交換を可能にしている点で、レンズマウントにはコンタックスGマウントを採用している。
GマウントとはG1の開発に合わせて登場したレンズマウントであり、カール・ツァイスのレンズを堪能できるのが魅力。
Gマウントレンズの中でもホロゴンやビオゴンといった対称型広角レンズの優れた描写が魅力でG1を選択するといったユーザーも少なくありません。
シャッタースピードは、マニュアル時がB・1~1/2000秒、AE時は16~1/2000秒となっています。
Contax G1の面白い点は、レンジファインダーカメラでありながらAFカメラということ。
この形式G1・G2の他に無く、人気の理由でありその希少性を高めています。
一般的なマニュアルフォーカスのレンジファインダー機ではファインダーに連動距離計の表示がありミラーやプリズムの光学系の2つの像と肉眼との三角測量を行って距離を測ります。
G1には、一般的な距離計の表示はなく全面に配置された二つの窓が光学系の像との距離を自動でとらえ三角測量の自動化を実現したのです。
他に類のない孤高のAFレンジファインダーカメラContax G1はその人気から中古市場では高値での取引が行われています。