CONTAX S2は1992年に発売されたフィルムの一眼レフカメラです。
コンタックスには多くの一眼レフカメラが存在しますが、S2はその中でも唯一機械式シャッターを搭載したモデルになります。
26年前のカメラですが、シャッターに電子系を持たないカメラということで劣化がなく、機械式であることから修理をすることで使い続けられるというメリットがあります。
それもあり、中古市場ではヤシカ・コンタックスのレンズが高値で取引されボディは高値が付きにくい一方で、S2は中古市場でも人気の高いモデルです。
発売された時代にチタンの外装が流行っていた為、S2のボディにもチタンが使用されています。
シャッターは上で触れた通り、完全機械式で縦走り型のシャッターが搭載されています。
シャッターの動作には電源は不要ですが、露出などはTTL測光を用いているなど、まったくの電源不要なカメラというわけではありません。
シャッタースピードは1/4000秒でファインダーの視野率は95%と、当時としては高性能なスペックを持っています。
機械式シャッターであるが故に連写などは期待できませんが、多くのコンタックス一眼レフカメラと同様、多くのカールツァイスレンズを装着することができるのが最大の魅力です。
AEも装備されていないので、レンズを選ばず装着できるというメリットもあり、フィルム一眼レフの入門機としては上等な部類に入ると言えます。