“1994年に京セラから発売されたContax RXは、35mmフィルム一眼レフカメラです。
前機であるContax STの改良版としてした登場したモデルです。
発売当時の価格は16万円と一眼レフとしても決して安価ではないが、それでもContaxのなかでは中級機に位置するカメラです。
大きなRTSに比べると軽くて扱いやすいですし、高価なAriaよりは安価な手頃さも魅力です。
レンズマウントにはY/Cマウントを採用し、シャッタースピードは最速で1/4000秒を可能にしています。
ファインダー視野率は95%で、フィルム感度連動範囲はマニュアル時がISO 6~6400、DXコードでの自動設定時はISO 25~5000です。
改良点としてはマニュアルフォーカスを補助する機能としてデジタル・フォーカス・インジケーターを搭載し、ファインダー上でピントの微調整を確認しながら行えるようになりました。
中古のContaxの弱点にシャッター鳴きがあるが、RXもご多分に漏れず、シャッター鳴きが見られるモデルは少なくありません。
Contaxが好きな人にとっては、そういった欠点も気にならないレベルであり、多少の使用感があっても欲しい人が多いカメラです。
2002年に後継機であるRXⅡが発売され、生産数が約3,500台と少なく希少ですが、この2機種で迷う場合には選択基準としてはスペックでは大きく変わらないためRXが妥当かもしれません。