1998年に発表されたContax Ariaは、Contaxのマニュアルフォーカス一眼レフの最後の機種となったカメラです。
そのフォルムと高い描写性能は、Contaxの有終の美を飾るにふさわしい完成度です。
このカメラの特徴が、時に女性的とも称されるデザインです。
Contax RTSのポルシェデザインを踏襲し、それをさらに進化させることによって機械的ではない温かく優しいデザインです。
またこのカメラは、ただデザインが素晴らしいだけではなく、小型軽量なボディながらフラッグシップモデルの一眼レフに迫る高い性能を秘めていました。
小型軽量なボディの重量は約460gと圧倒的な軽さを誇ります。
それでいて、シャッタースピードは最速で1/4000という高速シャッターに対応し、評価測光や中央部重点平均測光、スポット測光などさまざまな測光方式を備えています。
そしてもちろん、このAriaもContaxのカメラの特権ともいえるツァイスレンズを使用することができます。
小さなボディに高い機能を詰め込んだContax Ariaは、その完成度の高さからプロにも愛用されていた素晴らしいカメラです。
その軽さと高い性能、そして銘玉ともいわれるツァイスレンズによって、最高の描写力を持つカメラを気軽に持ち歩く喜びを最大限に楽しむことができる唯一無二のフィルムカメラです。