レンジファインダーカメラとオートフォーカスというクラシックと最新技術を融合させたCONTAX G1の後継機として1996年に発表されたカメラがCONTAX G2です。
完成度の高かったG1からさらに改良を重ねオートフォーカスレンジファインダーカメラの完成形として不動の地位を獲得したカメラです。
その最大の特徴が、CONTAX G1から高速化されたシャッタースピードにあります。
初代G1のシャッタースピードが最速で1/2000であったのに対し、1/4000(AE時には1/6000)という驚異的なスピードに改良され当時の他メーカーのカメラを圧倒していました。
CONTAX Gシリーズの最大の魅力ともいえるツァイスレンズを利用できるというメリットを、この高いシャッタースピードによってさらに活かすことができます。
そしてもうひとつ特筆すべき点がCONTAX G2専用のツァイスレンズである「ホロゴンT* 16mm F8」を利用できることです。
このレンズは特殊な形状をしているため、アダプタを利用しても他の一眼レフに取り付けることができませんでした。
ツァイスレンズを使うために開発されたといっても過言ではないCONTAX G2は、本体の高い性能とツァイスレンズの素晴らしい描写力によって他のカメラでは味わえない別次元の撮影を体験できる唯一無二のカメラです。