これまでのヤシカ・コンタックスマウントの互換性を断ち、新たなレンズマウント「Nマウント」を採用したNシリーズが登場しました。
モデルは上位モデルのN1と普及機のNXの2機種が登場しましたが、NXにいくつかのバリエーションモデルがあり、そのひとつがNXDです。
Nシステムでは、従来のヤシカ・コンタックスマウントよりマウント口径が大きくなり電子制御マウントに変更されました。
これによって、AFを使えるようになっただけでなく光学性能に優れるカールツァイスレンズの特性を発揮できるようになりました。
CONTAX NXDはNXの派生機なので、基本スペックはすべてNXに準じています。
シャッタースピードは1/4000秒で、普及機ならではのフラッシュ内蔵もNXと同等。
秒2.3コマの連写機能や、視野率93%のファインダーなどもN1に比べるとやはり一枚落ちしている部分も共通しています。
NXとNXDの違いはN1やNXでオプション扱いであったデータパックD-11を同梱しているかどうかの差です。
つまりNXDの「D」はデータパックの型番を示しているわけです。
CONTAX NXの派生機ということもあり、中古市場にはごく少数が出回っているだけです。
Nシステムのレンズが使えるというメリットはありますが、データパックの分だけNXより若干高い値付けがされていました。