Canon EOS-1Dsは、同社のフラッグシップモデルとして2002年に発売されたデジタル一眼レフカメラです。
35mmフルサイズのセンサーを搭載していて、下位機種にEOS-1DやEOS 5Dが存在しています。
名称に付けられたsは、英語のSuper、Superior、Supremeの頭文字であり、このカメラが最高級のクオリティを得るために開発されたことを意味しています。
記録媒体としては、今となっては懐かしいCFカードを採用していますが、大容量にも対応できていますので今でも十分使用することができます。
撮像画面サイズは35.8×23.8mmと大きめであり、使用レンズはEFレンズ群、レンズマウントはEFマウントとなっていますので、汎用性が高いのも魅力です。
高解像度で大型の単板CMOSセンサーで、画素数は有効画素で約1,110万画素、総画素で言えば約1,140万画素であり、当時としては非常に高いレベルを維持していました。
カラーフィルター方式として、RGB 原色フィルターを使用して、ローパスフィルターは固定式で、撮像素子を前面に配置している工夫が見られます。
また、ホワイトバランス機能においては、オートを含めて全10種類から光の影響を補正することが可能です。
EOS-1Dsは様々な機能を詰め込みながら、使いやすさもしっかりキープした、完成度の高い逸品です。