Canon 4s(ⅣS) は1952年初旬に発売となった35㎜フォーカルプレーンシャッター式カメラです。
標準レンズはセレナー50mm F1.18を搭載していました。
クラシックカメラとしてはとても人気が高く、レンズとセットになるとなかなかお目にかかれない逸品です。
世界初のワンタッチ式フラッシュバルブの取り付けレールを装備し、コードレスでのフラッシュ仕様が可能となったCanon4(Ⅳ)をベースとして造られています。
前作からの改良点としては、カメラ外枠から中枠までをダイカスト化したCanonでは初となる機種。
主なスペックは前販売モデルであるⅢA型から変更された巻き上げノブと巻き戻しノブを縦目ローレット仕上げとしており、ファインダーは三段階倍率可変の回転式逆ガリレオビューファインダーと二重像合致式連動距離計を光路内に一体化しています。
また、発売当初はⅣF型という名前で発売されていましたが一定時期を過ぎてからⅣS型へと改名されていますので、どちらも同様の機種となります。
クラシック機と言えどもまだまだ現役で使うこともでき、十分な撮影を可能としています。是非昭和の名機をお楽しみください。