1960年に発売されたALPA REFLEX 6cは、第3世代プリズムヘッドカバーの非対称形とセレン露出計を搭載したモデルです。
露出計は絞りやシャッタースピードと連動していません。
ボディカラーはシルバー、ブラック、グリーンと3色展開です。
ALPAシリーズのなかでも、ALPA REFLEX 6cは生産台数の多いモデルではありますが、グリーンはわずか84台しか製造されていないためかなり希少と言えます。
生産台数がALPA のなかでも多かったモデルとはいえ、全体の台数は約4,000台しか製造されていません。
カメラボディは、従来のシリーズでは丸みを帯びたものでしたが、この機種から角張ったデザインに変更しています。
巻き上げはALPA独特の奥から手前に巻く方法のままですが、ノブは変わり、巻き戻しはパンタグラフ式クランクになりました。
45度のファインダーと少々クセのあるファインダーではありますが、またそこがALPA の魅力でもあります。
クラッシックカメラファンからすれば、一台は手元に置いておきたいカメラではないでしょうか。
ALPA シリーズは中古でもあまり出回らないため、価格も高値で取引されています。
年代ものではあるので、カメラの状態によっては気を使いながらの撮影が必要ですが、使い込むほど手放せなくなるカメラでしょう。