ALPA REFLEX は、1918年にスイスで時計部品メーカーとして創業したピニオン社が1944年に発売した一眼レフカメラです。
高級なカメラであったことから、途中から受注生産に切り替わりました。
発売当初は「ALPA REFLEX」と呼ばれていましたが、4が登場してからは製品が3つに分類されるようになりました。
ALPA REFLEX1は連動距離計を持つレンジファインダーカメラでありながら、ウエストレベルファインダーでもあります。
特定の標準レンズだけにしか距離計は連動しません。
ほかにも、色革張りが特徴のALPA REFLEX 1 ラクサスなど高級仕様のカメラもあります。
ALPA REFLEX2では、従来のカメラで撮影時に写り込んでいた影を入らないよう改良を加えたモデルです。
距離計連動機構をマウント下に移動させたことで影が写ることがなくなり、ALPA REFLEXの中でもヒット作となりました。
その後、発売したALPA REFLEX2 デラックスは、ラクサス同様、色革張りの高級仕様で32台発売されました。
ALPA REFLEXを1、2と分類する明確な線引きはありませんが、3だけはALPA Prisma REFLEXと決まっているようです。
クラカメファンにとって、ALPA REFLEXは少し扱いにくいカメラではありますが、細部までこだわりがあるため、1台は欲しくなる魅力的なカメラです。
発売から数十年以上経ってもなお、中古市場でも高値で取り引きされています。