1977年に発売したALPA 11Siは、ALPA シリーズのなかでも希少性が高く中古でも人気のカメラです。
その理由は、製造台数はわずか約1,900台と希少なモデルだからです。
カラーは全部で6色の展開で「シルバー」「ブラック」「ブラッククローム」「グレーベロア」「ゴールド」「金メッキ」とそれぞれ生産されました。
そのなかでも、グレーベロアは5台、ゴールドは11台とかなり希少性のあるカメラです。
ALPA 11Si は50周年モデルが発売されたり、アメリカ向けのデザインがあったりとデザインが豊富なことが特徴です。
アメリカ向けのデザインには、正面にゴールドのクエストがついています。
性能面で変更となったのは、露出計が従来のCdSからSPDとなったことで測光範囲が広くなりました。
LEDランプの表示は3色となり、赤はオーバー、緑は適正、橙はオーバーといった使用に変更し、電池は4SR44を使用します。
ALPA 11Siは中古市場でも出回ることは少なく、熱狂的なクラシックカメラファンの方なら見かけたら1台は手元に置いておきたくなるカメラです。
撮影ももちろん楽しめますが、飾って置いておくだけでも様になる重厚感の漂う1台でしょう。