
AIRES automatはアイレス写真機製作所から1950年代に登場した6×6の二眼レフフィルムカメラです。
名前はオートマットですがフィルム装填はスタートマーク式のセミオートマットになり、2コマ目からのフィルム送りが自動化され二重露出を制御してくれます。
またフィルムカウンターは自動リセットに対応。
中古カメラ市場では希少価値が高く、人気がある機種です。
レンズは日本の名玉で定評の高いニッコール、ズイコー、コーラルをマウントできる優れもの。
特にニッコールレンズをマウントできる二眼レフカメラはこの世に4機種しか存在しないため、ニッコールレンズ付きの本機が高値で売買されています。
輸出もされており、アメリカのシアーズ・ローバック社から「TOWER FLEX 25」という銘板で発売されていますが、基はAIRES AUTOMATであり、標準レンズにニッコールを使用している特徴があります。
右のクランクを巻き上げ、左のダイヤルでピントを調整するシンプルな操作性。
最速シャッタースピードは1/500秒と申し分なく、レンズシャッターであるためレリーズを押し込む音はかなり静かです。
ファインダーも明るく、被写体はクリアに映ります。
中古カメラ市場に出回ることも珍しい和製の二眼レフカメラは人気のある商品です。