コニカ(当時は小西六写真工業株式会社)が1954年に発表した高級フィルム二眼レフがコニフレックスです。
二眼レフブームの1950年代、ほかのメーカーに遅れて発表されたこのコニフレックスは非常に個性的なカメラです。
その特徴のひとつが、搭載されているレンズ。
当時、ほかの二眼レフカメラは、75㎜や80㎜といったレンズがほとんどであったのに対し、3群5枚構成の85mmヘキサノンレンズという長い焦点距離のレンズを搭載していました。
レンズ収納時も独特で、無限域よりも沈胴してレンズを収納することができ、その状態ではシャッターを切れないように配慮されています。
また、多重露光機能を備えている点も特筆すべき高度な性能でしょう。
二眼レフカメラの後発組として独自路線を進んだKonicaですが、やはりローライフレックスには敵わず販売台数もあまり伸びませんでした。
しかし、その性能の高さから一定のファンを獲得し、現在でも中古市場で活発に取引されています。
Konica 買取実績